文字書き考察女の呟き。

空想法律読本的に影響されて進路が狂った過去がある。オタク。

「日本が恋人」の公安警察官、降谷零について考察してみる。②

※ 以下、原作最新刊、映画、ゼロティ等のネタバレ含みます。

 

yuuyuuyuuno.hatenablog.com

 前回の続きです(前回記事、加筆修正いたしましたので宜しければ)。

 この記事では、前回の続きで、降谷さんのキャリアの詳細について考察(妄想?)していきたいと思っています。

 

 

警察学校時代(原作7年前) 22→23歳

 

 警察学校と言えば、警察学校編。アニメ化決定しましたね。私は専ら漫画派なのですが、アニメも楽しみです。

 しかしあれですね、「警察学校」と言えば、長岡弘樹氏の「教場」。ドラマ化もした、キムタク主演のあの名作です。出版された当時から原作が好きで読んでいたのですが、ドラマも名作と言い張れます。映画化や連続ドラマ化、それが無理でも単発SPを期待していましたが、まだ情報が出ませんね。

 ……と、話がそれました。そういうわけで降谷さんたちの警察学校時代から見ていきたいと思います(「教場」で知った知識を参照しつつ!)。

 

降谷さんは「総代」で入学

 

総代とは?

 入校生の代表のこと。警察官採用試験後、「成績」、「年齢」を考慮して、何人か呼ばれて打診されたうえで(或いは面接されたうえで)決めるみたいです。同期を束ねるということで、そこそこ年長者から選ばれる傾向にあるとか。

 ……分かりますね? レイ・フルヤは、22歳、新卒の若造なのに選ばれたわけです! 凄い!

 成績が圧倒的トップだったということもあるのでしょう。面接の際に「此奴なら若くても皆を束ねることができるな」と判断されたのかもしれません。恐らくそう。しかしそれにしても見た目が派手で目立つ彼が総代に成ったのは凄いな。

 学校生活では号令をかけたり、教官との連絡役をしたり、代表で挨拶を述べたりするみたいです。総代がうまくリーダーシップを発揮できなかった場合は途中で交代になることも珍しくないのだとか。重圧ヤバいですね。色々あったけど最後までやり切った降谷さんしゅごい。

 ただ、卒業試験の際に内申点みたいな感じで加点されたり、その後の昇進に有利に働いたりはするみたいです。

 また、同期会の幹事役をさせられることが多いようです。降谷しゃん潜入捜査中の身だからできないけど!!!!!

 

では、班とは?

 班=クラスのようなもの。つまり、「伊達班長」は、クラス委員長みたいなもの。

 降谷さんは入校生の代表なので、実は降谷さんの方が上のポジション。

都道府県によるみたいです。

 

現実だったら退学モノの騒ぎを起こしていた警察学校組

 これはぜひ、「教場」の小説を読むか、ドラマを見て頂きたいんですけど、警察学校は警察官と成る人間を教育する場所というよりは、「警察官に成るべきではない人間を振るい落とす場所」場所です。

 だから能力は勿論、人格や態度に問題があった場合は容赦なく退校を打診され、或いは退学させられます。

 そのため、

  • 降谷さんVS松田さんの殴り合いの喧嘩/伊達班長によるその隠蔽
  • 松田さんの教官に対する不遜な態度・拳銃の分解
  • 降谷さんによる拳銃の無断使用(鬼塚教官を助けるためとはいえ日本においては拳銃発砲は大問題(秦三子さん「ハコヅメ」、秦建日子さん「推理小説」等に顕著な話があります))
  • 萩原さんによる合コンの開催(駄目というわけではなさそうですが学内恋愛が禁止だったりするらしいので、グレイ。怒られることは必至)
  • 全員による入校中の運転・同乗(これも人命救助のためとはいえ責問されるのは必至)
  • 全員による数々の無断外出疑惑(平日外出禁止だったりするし、休日でも手続きがあったりするけど、それをしていなさそう)

 等々、色々やらかしている彼らは退校処分になっていてもおかしくなかったはずです(フィクションだということは置いておいて)。それにしてもぱっと思いつくだけこれだけあるって凄い。

 とはいえ、それぞれ優秀な五人。退校処分にするのは惜しいと判断されたんじゃないかと。

 人格もまぁ、問題ありの人もいますが、「警察官なんて嫌いだ! 俺が組織を変えてやる!」って気概の人の方が警察官適正があると判断されたりすることもあるらしいですし。萩原さんのあのチャラい感じも、警察官にとって必要なスキルと判断された可能性が高いなと思います。5人のはじめての共同作業=鬼塚教官の救出ミッションがあったからこそ許されていたのかもしれませんね。

 

 

警察学校卒業

 

 降谷さん、卒業生代表を務めています。総代やり切ったんですね。あれだけグレイなことをしていても選ばれるのは本当にしゅごい。成績が本当に良かったんでしょうね。

 

 

卒業配置(研修)

 

 警察学校卒業(入稿から6か月)後、警察官たちは各警察署(交番)に配置されます(卒業配置)。ちなみにこの頃は未だ「一人前」とは扱われないのだとか。「研修中の身」ですね。

 ここで「おや?」と思った方いますよね。そうです、恐らく卒業配置直後、研修中の身である筈の松田さんと萩原さんが本庁(NOT所轄署)の爆発物処理班の前線に居て、しかも片一方が殉職している件。不思議ですね。

 これはもう、あれでしょう。即戦力として駆り出されてますね。あまりにも「エース」だったんでしょうね。松田さん&萩原さんすげえな。

 でもちゃんと研修させていれば萩原さん防護服着ないで爆発物の処理に当たって死ぬという悪夢は起きなかったんじゃないですか? 上層部ちゃんとして。

 そういうわけで松田さん、頭冷やさせるついでに捜査一課に行かせられる前に色んなところに研修に行かされてたら良いな。

 

 

再入校(原作6年前) 23→24歳

 

 実は警察学校卒業・卒業配置(3か月)後、再入校の必要があります(2か月)。仕上げの扱きを受けるんですね。……でもここに萩原さんはいない、と。泣きそう。

 

 

実践実習

 

 また実習! 3か月! 「独り立ちの準備期間」です。ここで「その後どこの部署に行くか」決まるパターンも多いようです。ここらで降谷&景光コンビは公安にスカウトされることに成ったのかなと予想。

 

 

いよいよ一人前

 

降谷&景光ペアは警視庁公安部へ

 いきなり「本庁=警視庁」の部署にスカウトされるのはごくごく稀。普通は所轄署にいきます。でも降谷&景光ペアはいきなり「警視庁公安部」にスカウトされてそう。というのも、潜入捜査官に成るためには「エース級」になっておきたいところなんですが、「エース級」になるにはゼロでの研修を一年受けなければならないんですよね。とすると、二人は25,6の時に既に潜入捜査官としてライと行動していた(と思われる)以上、スケジュールはぎりぎりです。

 ※ ちなみにふりゃさんはいきなり「警察庁」に引き抜かれていない(出向していない)=警視庁公安部所属だったと思います。引き抜かれていたとしたらそれは①で語った通り、「国家公務員試験を受け直してキャリア警察官に成った」パターンの可能性が高い。出向って、警部補や警部に成った場合にすることが多いらしいので。あと前線に立って潜入したりするのは「警視庁公安部」の人間なので。

 

(それはいったんさておき、)

松田さんは何だかんだ爆発物処理班

 松田さんは何だかんだ捜査一課に行く前に、まだ熱を覚まさせるために色んな所に行かされてそう(でもやっぱり手先が器用なのですぐに爆発物処理班へ)。

 

伊達さんは捜査一課へ(?)

 伊達さんは「次席」だったということもあって、ふりゃさんたちと同じでいきなり本の刑事に引き抜かれていてもおかしくない(実際はまぁ殆どありえない凄い人事なんでしょうがまぁフィクションなのでこの程度の太閤的出世はあっていいと思います)。

 

 

降谷&景光ペア、ゼロでの研修へ(1年間)~終了&潜入準備(原作5年前?) 24→25歳

 

 ゼロ=警察庁警備局警備企画課の中にある情報分析室。全国の公安情報がここに集約される。すなわち公安の中枢。ここで行われる一年間の集中講習(=公安マンとしての心得から、技術、世界情勢、他国諜報機関との連携など、ありとあらゆることを学ぶ)に選ばれることは全国公安捜査官の憧れで、ゼロの研修を経験すると公安マンは一皮も二川も向けると言われている。(今野敏「アクティブ・メジャーズ」より)

 二人はここでの講習を受けていると思います。

 その後、(組織に潜入するにしてもコネが必要だと思うので、それを作ってくれた先輩とバトンタッチをするなりして、)潜入の準備をしたりしたのではないかと。

 

 

降谷&景光ペア潜入開始(原作開始4年前) 25→26歳

 

 バーボン&スコッチとしてライと行動。世良ちゃんと遭遇してますね。多分この頃に。ウィスキートリオでの仕事、結構長い間続けてたんじゃないかと思います。スコッチ殉職までは少なくとも続いてるっぽいですよね。

 

 

景光=スコッチ殉職&松田さん殉職/降谷さん出世&警察庁出向?(原作3年前) 26→27歳

 

 ……何も言えねえ。無理。辛い。

 ちなみにここらで、①で考察した通り、降谷さんが不自然に早く出世した事件が起こっているんじゃないかと思います。

 しかし、①で考察した、「国家公務員試験を受け直して警察庁採用になった」は、やはりないんじゃないかと思います。そんな暇なさそう。公安部配属後すぐくらいまでに国家公務員試験を受け直して警察大学校に通い……ということをしていればつじつまはあいます。だけど、①でも述べたとおり、「キャリア警察官」が最前線で潜入捜査をして……ということはないだろうなと。

 だけど、スコッチの死をきっかけに(無実化されていたはずの推薦組制度を引っ張ってきて、という形なのかは別として)、「何らかの力が働き(キャリア警察官に成る、若しくはノンキャリア警察官のまま)昇進した」と考えるべきじゃないかと。

 個人的には、「特進パターン」(=スコッチの死を引き合いに出して、降谷さんが上層部と取引の末、「一階級特進」したパターン)を推したいです(詳しくは①を読んでください)。

※ なお、最短で昇任して行っていることは前提。この時最短26歳で普通に警部補だったのが、警部に成ったと仮定します。

 そしてこれも完全に予想ですけど、警部に昇任したことをきっかけに、警察庁警備局警備企画課所属となり、潜入捜査を担う「現場の警察官」のようなことをしつつも、現場の警察官に指示を出す「警察官僚」のようなことも担うようになったんじゃないかと思います。ゼロは先にも述べた通り公安の中枢で、全ての情報が集まる場所、「集める人」と、「集まる場所に入る人」は違いますからね。兼業のスーパー警察官みたいなイメージで居ます。

 ……それなのにさらに安室透としての顔とバーボンとしての顔? 吐きそう。過労死しないで。

 ただでさえ同期二人も死んでメンタル死んでる頃だよ!!!????

 

 

ここでまさかのライ=赤井秀一、ノックバレして組織を脱退(原作2年前) 27→28歳

 

 ふざけんなよ、私の元推し!!!!!

 オマエがノックバレしたせいで(多分)降谷さんもノックなんじゃという疑いが強くなったじゃないか!(多分)

 だってウィスキートリオの一人がノックだったと発覚した直後、もう一人までがノックだったんですよ!?

 きっつ……。これは「赤井ぃぃぃ!」ってなってもしょうがないと思います。日本の公安警察からしたら「オマ、日本警察に内緒で違法捜査の挙句それねえべや!」ってなりますしね。

※ 私は赤井秀一も好きです。

 しかしこんだけ周りがノックバレしてるのに原作軸までノックだとバレてない降谷さん凄いな。

 

 

伊達さん殉職(原作開始1年前) 28歳→29歳

 ほんときっつ……。唯一の救いは、メンタルヤバいであろう時に伊達さん殉職の事実を知らずに済んだことですね。否、1年後知ることになるんですけど……。

 多分この頃、降谷さんは激務だと思います。原作軸に行くまでにノックバレぎりぎりのところから這い上がらなければならないので……。

 

 

そして原作へ 29歳→30歳

 

 すごいな……。この時には、まあジンその他から疑われたりしつつも、「組織の探り屋」として「動き出せている」んですから。実は「動き出した」ってそういうことなんじゃないかなと思っていたり。

 (参考) キール「バーボンが動き出した」 60巻File3

 

 

まとめ

 

 ……ふぅ。もう胃がぐえってなってます。ので今回は早めに締めくくろうかと思います。

 しかしさらっと書いてますが、実は私は「降谷さんは今年30の29では?」と考えていたり(昇進具合等にかんがみて)。 

 あくまでここに書いた年表的なのは、考察というよりは、「予想」なのですが、もしよろしければ何かの参考にしていただければなと思います。

 

 ➂はあるかな。書きたいところは書いたので、また気が向いたら➂を書きます。

 ではでは。